久しぶりにウドを食べる

27日 妻がウドを買って来た。長野県産と表示されている。信州のどこかが大事。生産者の名をネットで検索。岡谷に多い名字のようだ。





28日 味噌和えにしてくれた。ウドは味噌和えにしても白和えでも美味しい。ウドの和え物は最高だ。子供の頃から馴染んだ味でもある。

 郷里では、ウドやワラビを塩漬けにして保存し、冬期間に塩出しをして食べる人がいた。よその家でたまに食べると、それなりに美味しかった。

 祖母も母も漬物というと「漬け菜」や「大根の味噌漬け」、「たくあん」程度で山菜は漬けなかった。





 天麩羅にもする。これも美味しい。山で採って来た新鮮なウドに味噌を付けて生で食べても美味しかった。味の分かる人なら、酒の肴(さかな)には極上の一品だろう。





 上州でも時期になると店に陳列されていた。馴染みがなかったので驚いた。道の駅などに行くと種類も量も豊富だった。ウドに種類があることを初めて知った。渋川市の山の中を散策しているときにウド畑を見たことがあった。

 越後では、ゼンマイやウドなどの山菜をたくさん採って山菜の仲買人や加工場などに持ち込んでいる人がいた。老人だったり、農業の片手間だった。隣村には、夫婦で1か月ほど奥山に踏み入って、泊まり込みでゼンマイを採り30万ほど稼ぐ猛者もいた。

 昭和40年代、北海道に出かけてのゼンマイ採りが流行ったことがあった。とんでもなく大きなゼンマイが採れると評判だった。毎年、欲にかられた暇な老人達が何人かで出かけて行った。

 老いの身や交通費、滞在費などを考えれば、そんなにオイシイ話ではなかったのだが・・・。ほどなくゼンマイ採りの人がヒグマに襲われ死亡する事故が発生した。このニュースに接すると誰も行かなくなった。

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