備えあれば患いなし

28日 最近、少しずつ緊急時の備蓄品を集め始めている。




 数年前から家族で話し合ってはいたのだが、日々の生活もあり、有耶無耶になっていた。




 今年は娘が勤め先を替えたため収入が増え、暮らしも少し安定したので、この際と備え始めた。




 本格的に準備し始めると、カップラーメンや『サトウのご飯』が長期保存できなかったりして、備蓄品選びに苦戦しているようだ。

 子供の頃、祖母や母が自家製の糯米で、餅、あられ、かた餅、余ったご飯で干し飯を作り、食べさせてくれた。

 餅とかた餅は囲炉裏の五徳に網を乗せ、その上で焼いて、あられと干し飯は、自在鉤に大きな鍋を掛け、素焼きや油で焼いて醤油や塩、砂糖をかけて食べた。

 かた餅(あられの細長いもの)は、餅を細長く切って乾燥させたもの。旧越国福井県敦賀市~山形県庄内地方)に相当する地域で食べられているようだ。

 干し飯(ほしいい)は、余ったご飯を晴天時に庭に筵(むしろ)を敷いて、干したもの。ガチガチに硬くなるが囲炉裏で炙ると、極小のあられのようになり、塩をかけて食べると美味しかった。昔は旅人の携帯食だったようだ。

 販売されている菓子類が少ない時代なので、祖母や母が自家製の糯米や粳米、大豆、小豆、落花生、サツマイモなどを使って、大福や牡丹餅、粽、煎餅羊羹、干し柿、今川焼き、笹団子などを作ってくれた。




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