17日 春宮の次に手長神社に参拝した。
拝殿は233年前に建立された諏訪市の指定文化財である。
手水舎の脇にある駐車場に車を留める。
なかなか急勾配な石段だ。登ると中段で、さらに登った上段に拝殿が見える。
娘に支えられて上段までいっきに上ったが、膝が“ガクガク”して痛む。
2006年7月1日に参拝した二重村郷(長岡市蓬平町)の高龍神社の急坂以来だ。
高龍神社の場合は、鎖に掴まり手をついての登攀だった。ちょっとバランスを崩すと落下する危険極まりない石段だった。
隣にエレベーターが設置されているのに、当時、霊能者を名乗る詐欺師に騙されており、“エレベーターで楽して参拝しようとしてはならない。石段を登ってこそご利益がある”という口車に乗り、登攀してしまった。
歴史になれば分かるのだが、私を邪魔物扱いしていた詐欺師が、落下=死を画策したのだ。しかしここはご利益の高さで有名な高龍神社である。同郷の参拝者を死に至らしめる訳がない。無事に帰ると、悪党は“えっ!”という顔をしていた。
霊能者を名乗る詐欺師に騙される有名人もいる。負の歴史を努々繰り返してはならない。
眼下に諏訪湖が見える。眺望のいい場所だ。
長い回廊があったので、歩いてみた。振り返ると拝殿の屋根が見える。
直角に折れて下の方に降りている。楕円形の石を敷き詰めた独特な石段だ。
崖下の社務所に繋がっていた。これは変わった造りだ。
眼下に社務所の屋根が見える。
『キケン 屋根に登らないで下さい』の看板があった。屋根に飛び降りた輩がいたようだ。事実は小説より奇なり。吃驚だ。
回廊の内部。天井には太い縄が取り付けられていた。
境内にはたくさんの末社があった。これは拝殿の西側に建つ聖徳神社。
こちらは東側に建つ末社。また幾つがあったが割愛する。
境内の中段。手前右が能舞台。少し先に上段の拝殿に上る石段が見える。その向こうが社務所である。
駐車場脇の大きな欅には『手長之社 大欅 樹齢 五百年』の文字。
すぐ傍に懐かしいグミの実もあった。私の家にも水田脇に2本あった。小粒なアキグミと実の大きなナワシログミかナツグミと思われるグミだった。アキグミは酸っぱかった記憶がある。これは実が大きくて美味しいグミだ。食べたかったが、天罰が怖いので我慢した。
※位置(名称:住所:標高:座標)
手長神社(拝殿)
長野県諏訪市上諏訪9556
806m
36.045790,138.120935
駐車場
794m
36.045559,138.120618
大ケヤキ
36.045533,138.120693
手水舎
36.045572,138.120581
社務所
36.046006,138.120398
回廊
807m
36.046067,138.120736
聖徳神社
36.046357,138.120414
東側に建つ末社
36.045663,138.121026
能舞台
36.045572,138.120801
諏訪市立上諏訪中学校
長野県諏訪市諏訪212−1−1
796m
36.045016,138.120538
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